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キャサリンは高価そうな盃をオレに渡す
本当は先ほど飲んだ酒がまだ残っていたのだが拒む事は許されない
盃を受けとると なみなみと酒をつがれる
オレは躊躇いなく盃に口をつけ一気に飲み干す
キツい酒が一気に身体に染みていく
それを見たキャサリンは満足気な笑みを浮かべて扇子を取り出し開いて優雅に扇いだ
『で?…最近面白い事あったんじゃないの?』
カラス天狗の事だ
人の不幸を何よりも好物とするキャサリン
まずはオレからのネタが欲しいらしい
どうせアヤカシ達には滑降のネタになってる事も知っていた
今度の情報屋はアヤカシの掟にまで首を突っ込む不届き者だと…
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