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『ところで…あの新しいリーダー…何て言ったっけ?』
閉じた扇子でキャサリンは机を二度軽く叩いた
話の切り替える様に
『テンマ…ですか…?』
キャサリンは小さく頷く
『あの子は あまり良くないね…嫌な感じがする』
え?と思った
テンマは確かに無口だが
シュウはアヤカシには信用されていると言ってた
キャサリンが嫌がるなんて…テンマが無口だから?キャサリンとは相性は良くないのか?
しかしオレの思考を読んだ様にキャサリンが不意にオレを睨む
『お馬鹿な頭でよ~く考えな 分からないなら統主を呼ぶんだね』
キャサリンは立ち上がりスーッと滑るように奥の方へと姿を消した
統主を呼べ?…だと?
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