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外に出るとオレは気を集中させテンマの気配をさぐる
すぐに見つけたテンマの気配
そう遠くはない
支部の裏手にある雑木林にオレは足を踏み入れた
ゆっくり歩いていく
名もないアヤカシとテンマは会ってるかもしれないと思った
脅かしてはいけない
人影が分かる
?
もう気づかれていたか…テンマはオレが来るのが分かっていたかのように こちらを向いて立っていた
『何してんだよ もうすぐミーティングだぞ』
テンマは無表情でオレを見ていた
『貴方を待っていました』
初めてテンマの声を聞いた
言葉の内容よりその事に正直驚いた
初めてしゃべりやがった
『!!っ』
その時 後頭部に強い衝撃がおそう
しまっ…た
意識が飛ぶ前にオレは振り返り再び驚いた
『シュ…ウ………』
シュウはニッコリ笑って気を失い倒れるオレを眺めていたんだ
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