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どんどん沸き上がる妖気
バサッと黒い羽が生え
ボタボタと溢れる涎が俺の腹の上を濡らす
『そんなに俺を食らいたいかよ?』
押さえ込んでいた欲望が爆発したかの様に変化するカラス天狗を今までで一番愛しいと思える
それと同時に俺は酷く興奮を覚えた
立ち込める欲情
残酷な程にカラス天狗を犯したい衝動に刈られる
だが まだだ
こいつが完全に変化した姿を目の当たりにしたい
『お前の完全体は そんなモンじゃねぇだろ?』
この俺様が愛したアヤカシ
俺が選んだ最強のアヤカシの姿はこんな程度では困る
カラス天狗は俺の言葉に煽られるように吠えた
それと共に一気に妖気を解放する
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