1358人が本棚に入れています
本棚に追加
/742ページ
カラス族幹部からしたら
ざまぁみろ
と細く笑んでいるに違いない
『こっち来いよ』
カラス天狗が遠慮して離れるのを引き止めるように引き寄せる
精力はなくとも体力は幾分か鍛えている
モノが役に立たないのなら
指がある
舌もある
そういう道具を用意しても構わない
体液なら唾液だって汗だって血液だって何だろうが与えて
俺が責任とってやる
『カイ…』
自らを責めるように落ち込むカラス天狗に俺は優しく微笑んだ
最初のコメントを投稿しよう!