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「で、ふ、復讐ってどうやって??」
相手はアメリカを拠点に活動してるって言うし、
日本にいる俺らじゃどうすることも…
「ふふ、簡単ですよ。ギリギリまで苦しめて、最後にはバーンっ、ですよ」
そう言ってかずは、拳銃を構えて撃つ仕草をした。
ギリギリまで苦しめてって怖っっ!!
マジでこの人敵じゃなくてよかったぁ…
「まああれだけのことをされたんですから、俺の気が済むまで苦しめてやりますけどね」
…この人怖いです、みなさん(泣)
「じゃあ、もしかして、まさかのアメリカへってこと?」
「ええ、当たり前じゃないですか」
唖然とする俺を、かずは可笑しそうに笑った。
「ただいまぁ~」
…あっ、蒼くん!!!
「買い物お疲れ様です、蒼」
さっきとは打って変わって、あたたかく笑ったかずは、蒼くんに抱きついた。
…なんだかんだ、あの二人に流れる空気は甘そうだ。
「で、そういうことなんで手続きは愁さんお願いしますねぇー」
っていつの間にっ!!!
じゃなくて俺がすんの!?
人の使い方が荒いっす、かずさん。
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