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空に浮かぶ島があった。 空中都市リウタス。宙に浮いているが、それ以外は何処にでもあるような平和な都市だった。
──しかし…
───その平和は…
─────崩された……
この世界にあってはならない存在が、平和な島を滅ぼしたのだ。世界を破滅へと導く者たち。
『ゼシト』
と呼ばれる種族によって。 ゼシトの王『ダーゼル』 彼は、生命を憎み、滅ぼし 自ら支配者となることを望んだ死霊。ダーゼルの支配の出発点はこのリウタス。支配した後リウタスの下にある大陸を狙う。ダーゼルは魔法を使い、下界を覗く。
リウタスの下に広がる世界…。それは、現実にはありえない光景だった。人魚、フェアリー、エルフ、ペガサス…。喋る動物、 植物たち…。何よりも大陸全体が生きているようだった。…そう、ここは現実にはありえない
──別世界──
ダーゼル
…この笑顔を恐怖へと変えてみせる。いつまでそのように笑っていられるかな?…クックックック。
響く笑い声。これからどのような未来が待っているのだろうか。
…危機を知ってか知らずか、輝く大陸はよりいっそう 輝いているように見えた。
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