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森のなかで銃声がする
正しく言うなら森のなかにある古びた建物の中だ
「なんで此処が解ったんだあのガキは!」
男が銃を持ちながら言う
「知るか!」
とその男の隣に居る男が言う
その男達の近くに誘拐されたのだろうか
足と手と口が塞がれた少女がいた
長い金髪でつり上がった目でスラリとした体だった
年は18ぐらいだろか
「………」
少女は半ば諦めた顔をしていた
なぜなら銃を持った相手に勝てるわけがない
しかしその少女の予想は違った
瞬くめにその男達を倒してしまったからだ
その駆けつけた人物を見て少女は驚いた
なぜなら助けに来た人は自分と同い年ぐらいの少女と年下の少女二人だからだ
少女が綺麗な銀髪をなびかせながら動けない少女に話しかけた
「大丈夫かい?素敵なお嬢さんあたしが来たからにはもう安心さ」
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