読心術

5/20
前へ
/24ページ
次へ
不意に館内放送の電子音が鳴り響く 「上山先生、お客様がいらっしゃっております。診察室へお戻りください」 お客様ね どうやら面倒なヤツが来たようだ 内心毒づきながら診察室へ戻る ガチャ 中では男が待っていた 加藤。古い知り合いだ 今は刑事をしている 「よお、上山久しぶりだな~。まあ、座れよ。」 我が物顔でものを言う 「一週間ぶりだ、対して時間は経っていない。それからここはいつから君の部屋になったんだ加藤?」
/24ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加