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くちゃくちゃ
咀嚼する音。
彼が泣き声で、何かを訴えている。
私の身体は、感覚がない。
たまに、肉を引っ張られているような感覚があるが、それもすぐに消えてなくなる。
くちゃくちゃくちゃ
私の身体に体温はない。
たまに、異常に熱く感じる部分があるが、それもすぐに消えてなくなる。
くちゃくちゃくちゃくちゃ
パンツのお礼はするよ。
誰の声?
七ツ目ノ不思議ヲ知ルト、アッチニ連レテ行カレルヨ。
ああ、そうだったね。
でも、もともと私は死ぬつもりだったもの……――。
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