第1章【Down the Rabbit-Hole】

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今から約十秒前真夜中に急に目の前を白猫が飛び出して来て、避けようとして転倒した俺は車に跳ね飛ばされてしまった。 血が有り得ない程出ている。 手が逆に曲がっているのがわかる。 頭は人生最大の激痛に襲われている。 耳は野次馬の声に混ざってツーと言う機械音が鳴り響く。 あっ…俺死ぬわ… そう思った瞬間俺の意識は途切れた。 俺はこのまま沢山の歴史上の人物や亡き爺ちゃんと同じ様に永遠の無へと旅立つものだと思っていたがどうやらそれは早とちりだったようだ。
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