第1章【Down the Rabbit-Hole】

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とりあえず無機質な王様の近くに居ても仕方ないと思い城をでる事にした。 城の途中に兵士らしき人が居る。 …王様と同じく3等身程しかなくゲームのキャラクターのようだが。 ダメ元で話しかけてみた。 「すいませんここはどこですか?」 「最初の内は薬草を買い込んでおくべきだよ。スライムの攻撃だって致命傷になりうるんだから。」 「いやそうじゃなくてここは…」 「最初の内は薬草を買い込んでおくべきだよ。スライムの攻撃だって致命傷になりうるんだから。」 「おい、話聞けよ。」 「最初の内は薬草を買い込んでおくべきだよ。スライムの攻撃だって致命傷になりうるんだから。」 「チッ!もう良いよ。」 俺は舌打ちをして兵士に背を向ける。 「最初の内は薬草を…」 まだ兵士は同じ情報を伝えようとしている。 城を出る途中に鏡があった。 自分もゲームキャラのように3頭身程になっている。 元の自分の顔に似せて作っているようだがやはり兵士や王様同様絵っぽい。 しかも何故か目の下にホクロがある。 元の俺の顔にはこんなモノは無かった。
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