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６月

副店長はなんか汚い紙の切れ端にアドレスだけ書いてわたしてくれた。
すぐに送ってほしいと言うので仕事を上がって更衣室で着替える前に名前と番号、メールアドレスを送った。
そこで途切れてしまうと思っていた。

あたしは職場から車で10分くらいのとこに１人暮らしをしている。
副店長にメールをして着替えて家に帰った。
ちょうど家に着いたくらいの時、副店長からメールがきた。
さっきアドレスしか教えなかったからと番号をつけて。
律儀なんだなと思いながら

『ありがとうございます』

普段あんまり使わないデコメをふんだんに盛り込みメールをした。

『何かあったらいつでも相談に乗るんで』

その返信に胸が高鳴った。
好きになってはいけない。そんなの無理だった。