０までのカウントダウン

２

｢？ 何言ってるの？この世に意味のあるモノなんてほんの一握りのモノだけじゃない？｣

その時僕の心臓は脈打った
まるで僕の理念さえも意味の無いモノに成り果てたかのようだった

｢君の言葉はそう言うけど、会話に意味が無ければ誰も会話なんて必要としないよ｣

｢それは違う、会話自体に意味なんて無いの、ただ、誰かが意味を作ったのよ。｣
それは可笑しい事なんだろうが妙に心に浸透する言葉だった

｢僕は君に興味を持った、君の言う意味の無い会話をしてみてもいい気がしてきた｣

｢あら？そうなの、なら暫くは私の話し相手になってくれるかしら？｣
｢あぁ 喜んで｣