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僕は閉ざされた目をあけた あの時から数日立っていた様で 目覚めた僕を母が見て 気丈振舞い身を案じてくれた 母は悟られない様に振る舞っているが 泣き腫らした目を見れば明らかだった。 あぁ……僕はもう学校に通うことも……屋上の景色も見れずにこの淡泊な部屋で、物語を終えるのか そう気付いた だが この物語のENDはいったいなんなんだろう?HAPPY ENDではないのは明らかだ そんな他愛ない思考を巡らして気を紛らわす 今は1人でいたい そんな気持ちを察したか 母は仕事だからと 退室した
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