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翌朝、山ちゃんは
「よぉ‥‥。」
あの朝と同じように
僕ん家の前に立っていた。
「なんでっ‥」
絶対今日は来ないって思った
フラれたようなもんじゃん
好きじゃないよ、って
言ってるようなもんじゃん
それなのに、なんで‥?
「ここで俺が離れてったら
もっと信じてくれなくなる
って思った。だから来た」
「でも‥!」
「文句ある?」
いつもの‥山ちゃんだ。
自己中、意地っ張り、口悪い
サイテーなとこばっかり。
でもすごく優しいんだ。
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