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「ウザい、よねっ‥。
面倒くさいよね。ごめん」
山ちゃんの顔、見れない
怖いっ‥。
「‥‥乗れ。」
「でもっ、」
「いいから乗れって」
こくんっ、と頷いて
山ちゃんの後ろに座った。
いつもは心地よい匂いも
今はただ悲しくなるだけで‥
涙が出ないように空をみた
僕の気持ちとは正反対の
綺麗な青空だった
「ちゃんと捕まっとけ」
「ん‥。」
その言葉を最後にお互い
口を開かなかった。
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