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彼は顔立ちは日本人離れ、というよりハーフのようだ。立ち上がるとスラッとしている。
「Hi.
Are you Yuki-Ariga?」
「は、はい?あっ、イェスイェス、有賀 幸です」
「Nice to meet you.」
「な、ナイストゥミートゥ、トゥー」
流暢な英語で挨拶する彼にキスをした。
「!!!!!?????」
「? 何驚いてるんだい?」
「なななきききキス!!!????」
「はははっ。ただの挨拶だよ。
君って見かけによらず面白いね~」
さらっと失礼なことを言うと、彼は一枚の書類を出した。
「そうそう、君ってこれ覚えてるよね?」
「これっこないだ書いたやつじゃん!」
火照る顔を手で押さえつつ、書類を見る。
「内容確認で呼び出したんだけど、これで合ってるかどうか確認して」
自分で書いた書類をまじまじと見る。
「特に問題ないです…。
ただ、ひとつ聞きたいことが」
「What?」
「この『メールアドレス』って関係あるんですか?」
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