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「急にって、お前が仲間だ何だってきたからだろ!?」
「そうだけど……、てことは瑞希も?」
「うん…………三月ウサギ」
あぁ…、と直斗は再びどもる。
「へぇ~そうなんだ。
じゃあ改めまして、私はアリス。3人とも、よろしくね」
「…よろしく」
「おう」
「あぁ」
3人はどこかギクシャクしている一方、幸は「心強いお供を味方にした!」や「最強パーティー誕生ね!」と、まるで子供のようにはしゃぐ。少し心強くなった。
「Daddy.」
「どうした麻瑠駆」
「アリス用の服、どこにあるの?」
「あぁ、それなら奥の部屋のクローゼットだよ」
「Thank you.」
香野宮 麻瑠駆は自宅の奥の部屋のクローゼットから黄色いエプロンドレスを引っ張り出すと、広間にかけておいた。
「いよいよ本格的だね、ユキ……いや、アリス」
まじまじと、時折うっとりと眺めていた。
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