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「あんた、真美ちゃん……いや女王様に失礼ね」
横からひょこっと女子が現れた。友達だろうか。
「君は確か……soldierNo.2のアヤカだね」
そうよ、とアヤカと呼ばれる彼女は言う。
「沢口 彩花。私の親友にして女王親衛隊No.2よ」
「わたしは女王の一番近くにいる存在。何かあったら楯突くから」
またしてもキッと睨まれた。まるで刃のような鋭く冷たい目付き。
「あと、あんたさっきアホみたいにパニクってたけど、首をはねるって言ったら、リストラを指すのよ。リ・ス・ト・ラ!
そんなことも分かんないの?
馬鹿じゃないの!?」
よくそんなんでアリスが務まる、と罵ると真美子の方を向いた。
「No.2、行きますわよ」
「分かりました」
2人は三度睨むと、幸たちと反対方向へ行った。
散々なことを言われ、幸は怒りを露にしている。
「何なのあの2人は!?
いくら女王だからって、親衛隊だからって、あんな言い方! 偉っそうに! はん!」
「まぁまぁ落ち着いて。確かにマミコたちの言いかたはヒドいけど」
「あーもうイライラするっ!
もうこうなったらさっさとカード探すよ!」
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