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分かってた。
わたしがいつまでもいつまでも、彼を追い続けていたから。
夢から覚めようとしなかったから。
それでもわたしは、彼のことがまだ好きだった。
だから、メアドを教えて貰ったときは嬉しかった。
何度か✉をして、文化祭に行った。
そのあと、✉はぱったり来なくなった。
こちらから何度も送るなんて出来ない。
悲しかった。
ああ、やっぱ、わたしはだめなんだ、って。
自分が輝くことも、輝いている人を追いかけることも、全部否定された。
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