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「陽山に…友達?」
「うん。再来週なんだけど、行かない?」
「…いいよー。空いてたはずだし。」
翌日学校に着いた私は、陽山高校に家が近所だという例のクラスメートを誘うことにした。
竹本 望
最初は少しツンとした印象があって、好感がもてなかったが、今では悩み事も相談する程仲良くなった。
ちなみに私は竹ちゃんと呼ぶ彼女は、同じ理系で同じ部活で、同じ位の成績で、いつの間にか一緒に固まっているようになった。
なんとなく他のクラスメートに声をかけなかったのは、キョウの存在を知ることで、私の素性がバレるのが怖いからだ。
…真木さんは実は根っからのオタクだった、きっとロクな事しないなんて噂たてられたら…
クラスに溶け込んでます的な雰囲気は守りたかった。そして竹ちゃんは理解者故に、2人で行くことに決めたのだ。
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