始まり

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「でっなんで表で待ってたんだ?」 部屋に入り大地に用件をきいた。 「あっそうそう、なんかお前と俺宛てに荷物が届いてたんだ」 「んで中身は?」 「翼と一緒に見たいから見てない」 瞬間全身に寒気が走る。 「大地はあっちの人なの!?」 「違ぇよ!?同じような大きさだったし、中身一緒だと思ったから先に分かってたらつまんないだろ」 「ほう、下僕のくせに気が利くな!」 「なんか待ってたの激しく後悔」 大地はうなだれた。 「よし、あけようぜ」 「無視かよ!?まあいいか」 ガムテープを剥がし中に入っていた発泡スチロールを持ち上げた。
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