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「熱くない、それどころか炎が当たってない」
みると黒のガントレットから黒い光の盾が現れて、炎をすべて取り込んでいた。
「これは?」
『これが私の第一の能力、闇は全てを飲み込む大いなるもの……[深闇の盾]』
「ありがとうなヨミ」
『ここで死なれたらつまんないな~と思っただけだから勘違いしないでよね!』
「それでもな、ありがとう」
『ッ!!』
「熱っ!!もう限界か?ガントレットがすごい熱くなったんだけど!?」
『違うもん、限界なはずないじゃん』
「そうか、終わるまでのあいだ頼む」
盾を使いながら竜の足元までいき、トラバサミの罠を外してあげた。
「外れたのはいいけど、この傷どうにかならないかな?」
『それなら私なんとかできると思います』
「ヒカリなんかあるのか?」
『はい!それでは私をその傷に向けて構えて下さい』
「こうか?」
『そうですそのままで少し待っててください、光は全てを照らし包み込むもの……[慈愛の光]』
右手から放たれた光は竜の傷口にあたるとみるみる傷を直していく。
「へ~!すごいじゃないかヒカリ!!」
『そんなたいしたことはありませんよ』
傷の治った竜の鋭い眼差しが俺を捉えてることに気づかず、俺達は話していた。
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