始まり

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あのあと美紀を家まで送り帰路についていた。 「お~い翼~!」 家の前で誰かが待っていた。 それが誰かわかった瞬間、あれをとりだしそいつに投げつけた。 「誰ですかあなた?あなたみたいな人みたことありませんが」 直撃して悶えてる男を見下ろす。 「痛ってぇ~!お前どっから金づち出した!?しかも同居人を記憶から抹消すんじゃねぇよ!」 「金づちは気合いだ!お前のことは土下座すれば思い出してやるよ」 「原理を言え~!!まあそこはいいとして、なんでお前さっきから上から目線なんだよ?」 「もとからだ!!」 「威張って言うんじゃねぇ~!!」 「あの~」 俺達が怒鳴り合いに近い事をしていると、不意に誰かが話しかけてきた。 「「はい?」」 「いい加減にしないと入室禁止に・す・る・よ」 美代さんこと大家さんが笑顔で恐ろしい事をいいました。 「「すいませんでした!!」」
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