VS親父

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一階にこっそり降りる。 緊張なのか不安なのか、ほとばしる汗。確か冬だった気がするけど… 壁に隠れて垣間見る。 そこには、脱いだ後らしい服の上に立っているお父さんの姿。 「おぃ!聴こえてんのかぁ!」 二度目の咆哮。 よくはわからんがこのへんで出ておいた方が身のためだと悟る俺。 「あぁ父さん帰ってたの?」 ちょっとはぐらかす。が、効果無し。マンガでいうとこの怒りマーク『十文字』の数が増えるばかり… 「あぁじゃねえだろが、俺の足元に有るもんが見えるか?」 よく見れば俺の脱いだ服。そういや今日脱ぎっぱなしにしちゃってたなぁ… …まさか怒ってる理由これか?これなのか!? いやしかし…まてよ、だって……
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