なんで、なんで? 【野武士・315×8105】

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ドゴッ! と、大きな音がして世界が反転。 あれ? なんだっけ? 後頭部に鈍痛が走る。 なんで? 確か、そう、ネタあわせしてて… いつものように、眠たそうにされて… それで、いい加減にしろよって俺が怒って… それから、ワケワカンネー、けど、俺の両肩を床に押し付けている、相方… 「…え?」 「ん?」 え?なんで? ん?じゃねーよ! 「な、な、な、なんでございますかっ!」 これはいわゆる、押し倒される、って状態で。 「…なにって、なにが?」 なんで、俺より不思議そうなんだ、てめーは! 「……いや、なにがって…俺が聞いてんだよぉぉぉッ!」 「チッ、るせーなぁ」 舌打ちしたかと思うと、突然、俺の、俺の、俺の唇に噛み付きやがった! 「ンーーーッ!」
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