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「優太。いつまでここにいるんです?」
「あ!彼方!今優人を見つけたとこなんだよ!」
またなんか出てきたと思えば、副会長の坂上彼方だ。
瞳は青く、優しい眼差し(相談に来る子曰く)。
ビスクドールの様に、白く滑らかな肌(親衛隊の子曰く)。
そして、お日様の光を集めたようなブロンド(梅ちゃん曰く)。
別名。
プリンス。
「あんな汚ならしいもずくを気にかけるなんて、優太は優しすぎます。」
毒舌なのがたまにきず。
ていうか、何イッチャッテンノーって感じだよね。
優人には悪いけど、俺にはどっちも変わらないと思うのだが。
どっちもモジャモジャしとるがな。
「汚くないぞ!人の悪口はいっちゃダメなんだ!!」
そして、岩崎優太。
そこでドヤ顔すな。
「そうですね。すみません。」
笑顔でプリンスは謝る。
プリンス反省してないだろ。
だが、岩崎優太は謝られたことで満足できたらしい。
「おう!許してやるよ。あ、そうだ!俺友達も増えたんだ!!」
その言葉に、生徒会メンバーは目を光らせた。
うぇい。
俺の死亡フラグがいま立ちました。
「佐藤うみってんだ。でも喋れないんだ。」
岩崎優太に紹介されて、取り敢えず会釈しといた。
あとで、司と俺のお墓について話し合おう。
海の見えるとこがいいな。
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