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もう、そこからは生徒会からの、優太は優しいねコール。
満更でもない、岩崎優太。
なんだこれ。
俺が慣れない状態に呆然としていると。
優人が俺に耳打ちをした。
「先輩はバックレてください。俺が何とかしますから。」
なにそれ!
かっこいい!!
俺に構うな!
先に行け!!
ってことでしょ!
うわぁ、かっこいいな、おい。
優人が俺のためにいってくれてんのは、わかってるけど。
いーなー。
俺も言いたい。
「先輩?」
返事をしない俺に、優人が不安そうに聞いてくる。
だから、俺はこう返してやった。
[誰が、お前をおいてけるかよ。馬鹿、カッコつけんな。]
なかなかでしょ!!
いやぁー、墓穴掘ってるけよ。
ここ掘れわんわんだよ。
「うみ先輩。」
目に涙の膜がはり、感動している優人。
うふふ。
じゃあ、敵陣に乗り込んで見ましょうか。
腹くくってね!
あ、いつでもダーリン呼べるようにセットしておこうっと。
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