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「優太。口の端にご飯粒がついてますよ?」
「おぅ、ありがとな!」
「優太。食べさせてあげる!」
「優太。食べさせてくれる?」
「まかせろ!」
「優太ぁ。口移ししてあげよっか?なにがいい?」
「断っておくぞ!」
「優太。こっちに座れ。」
「うぉ!?危ないぞ!」
はい。
カオスー。
席に着いて早々始まった、優太取り合戦。
結局、俺らいらねーじゃん。
なにしに生まれたんよ?
そして、なにしにここにいるんよ?
生き残りたい。
だがしかし隣で、優人がくしゃみしてるよ。
くしゃみ可愛いな。
[いつもこんな感じなの?]
メモを見せれば、優人が鼻を啜りながら。
「そうですね。こんな感じです。」
と返してきた。
それは、とても暇だなぁ。
ちなみに、五時間目開始のチャイムはもう鳴り終えてる。
あの時間帯から食べ始めれば、そうなるよね。
しかも、食べるって言うより、いちゃこらしたいもんだから長い。
やたら、長い。
まぁ、腹はくくってきてるし、予想通りの感じだから、大してダメージは食らってないけど。
暇だよねぇ。
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