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なんでこの子いきなり、リンゴからゴムにいくのさ!
もっと、こう、ゴリラとかあったでしょうよっ。
しかも、この絵!!
駄目だ!!
お腹、お腹いたい。
ほっぺもいたい。
ちょー苦しい!!
苦しすぎて、優人をバシバシ叩く。
「え?先輩なに笑ってんすか!!ちょ、痛いです!!」
その時。
「おい!!!!」
食堂に岩崎優太の声が響き渡った。
でも、そんなんじゃ笑いが止まるわけなくて、テーブルに突っ伏して、ぴくぴく震える俺。
無視する訳じゃないが、答えられる余裕が今ない。
「うみ!!!!」
暫く呼ばれ続けて、やっとのことで笑いは止まった。
あぁー駄目。
息できない。
酸素足りない。
涙でる。
死ぬかと思った。
息が荒いまま、顔を挙げれば岩崎優太が顔を赤くしていた。
え?なに?
何気なしに優人を見れば、優人も顔を真っ赤にしていた。
なんだよ。
ぶるーたす、お前もか。
もうー?
なんですかー?
俺は首を捻った。
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