*1st night

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「奏?悪い。寝ちまった。今何時だ?……ん!?」 下腹部に急に重みが加わる。 そちらに目をやると、メイド服を着た奏が跨がっていた。 「ど、どうした」 床に体を押し付けられ、うまく身動きがとれない。 「女の子からなんて、興奮するでしょ?」 俺の上で腰を揺らす奏は妖艶な笑みを浮かべていた。 「全然気づいてくれないんだもん。先手打っちゃった」 俺は寝起きなのもあり、頭が回らない。軽いパニックだった。 「こういうの初めて?私も初めてだから一緒だね……っ!!」 器用に俺の下を脱がせると、抵抗する間もなく腰を落としてきた。 奏はかなり痛がりながらも、どこか嬉しそうだった。 そうして新たな感覚に、すっかり虜になった俺たちは二回ばかり体を重ね、学校で朝を迎えた。
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