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次第に清水おばさんに同意する人が表れだした。
「これは大問題だぞ」
「責任はどうするんだ」
「俺達は被害者だ」
何があったか知らないが、いい年したおっさん達が、おばちゃんに同意して騒いでるのがみっともなく見える。
その時、佐藤さんが声をかけてきた。
「神野くん。
ゾンビみたいなのに会った時、怖く無かったのかい?
普通、足がすくむかパニックになってもおかしくないが?」
「いや、怖かったです。
でも、逃げなきゃっていう気持ちのが勝ってました。」
ホラーが好きで耐性が合ったとは言えなかった。
「そうか。でも君のおかげで彼らの動きが遅い事が分かった。
それなら何とかなるかも知れない。」
佐藤さんは騒いでいる方を見た。
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