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“し、知るかぁ
この、アホ、バカ、チキン、××××”
ありとあらゆる罵詈雑言が浮かんだが、そこは営業、笑顔で対応した。
「すいません、他の探して見ます。」
「早くしろ、ボケ。」
これが漫画なら俺のこめかみには怒りマークが浮かんでいただろう。
しかし黙って冷蔵庫を開ける。
中には飲み物メインでつまみも少々入っている。
”これだ”
魔法の飲み物を見つけた。
それはウーロン茶だ!
すぐにウーロン茶を取り出し、新しいグラスに注いだ。
なんでもいいという相手に用意する飲み物は接待でも、社内飲みでも非常に悩む。
何度か同席しないと分かる訳もない。
しかしウーロン茶こそ魔法の飲み物。
とりあえずビールと同じように、万人に受け入れられる。
俺は自分で見つけたこの法則を使った。
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