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約束します、君を残して俺は死ねません。
どうしてだろう?あふれてくる涙を止められない。
「亮、内、おめでとう」
「村上君ありがとう。まぁ、形だけやけどな?」
「それでもええやん!かっこええで!」
まるは満面の笑み。その腕の中には大人な笑顔のすばる君。
「ほんまっ…幸せやんなぁ。な、ヒロ?」
「おん!幸せやぁ!」
「亮ちゃんも内も泣いてる!」
「大倉は黙れ!」
「亮ちゃん口悪いなぁ」
「ヒロも俺の敵なんか…」
「敵ちゃうよ~」
「男のくせに」なんていつもからかう君も今日は、一緒に泣いて、同時に笑って、そしてまた泣き出して。
「じゃあ、恒例のアレやっちゃう?」
ヤスがはしゃいで教会の一番前へ行った。他のメンバーは横の椅子に座る。
「えーっと……何だっけ?」
「はぁ?ふざけんな!」
「ごめんってー!信ちゃん怖いよー!」
「もう俺がやる!」
横山君はヤスと変わって俺らの前に立った。
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