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「次に俺ら撮影やって。はよう行くぞ!!」
そう言ってヨコは、ソファーに座っていた俺の目の前に左手を出してきた。
「ん?何やこの手。」
俺が聞くとヨコは照れながら
「一緒に行こうや。」
って言った。
「おん、ありがとう!!」
俺はそう言ってヨコの手を握って立ち上がった。
そのまま手を引かれてヨコの胸の中に入った。
「好きや、ヒナ…。」
あっ、ヨコの鼓動が少し早くなった。
だけど、このリズムがこの鼓動の早さが心地いい。
「俺もやで。」
俺はそう言ってぎゅっと抱きしめた。
くやしいくらいにヨコが好き。
やっぱり俺にはヨコだけや。
-END-
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