310人が本棚に入れています
本棚に追加
あなたに会えてよかった。そう思える事がいっぱい。
世界中探しても見つからないプレゼントあなたにあげたい。
ずっと僕が探してた人は亮ちゃん。あなただったみたい。
出会った時はそんな事なんて思いもしなかったけど。
『今日は亮ちゃんのために作った!』
『ほんま?嬉しい!』
『一生懸命作ってん!食べて!』
『いただきます!』
『どう?』
『うまー!』
『ほんま?よかったー。僕も食べる!』
『えっ?アカン!俺のもんや!』
『ケチ!』
本当に美味しいと言って全部食べてくれた。何時間かけて作ったものが一瞬で無くなっても。
目には見えない何かがずっと僕に残ってく気がした。
嬉しい事を分け合える事。それが幸せだと知った。
「ヒロー、俺のギター知らん?」
「隠したー」
「はぁ?」
ちょっとしたイタズラが過ぎて亮ちゃんを怒らせたら、本当は昨日のロールキャベツまずかったんだと言った。
.
最初のコメントを投稿しよう!