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「ずっと前に俺を好きって言ったやろ?それが嬉しくて嘘ついてん…。ごめんなぁ。」
悲しい顔をした亮ちゃん。愛しくてしょうがなかった。
いくら欲しくてもお金貯めても絶対に買えなかったものは。
誰かを思う気持ちと一緒に、いつの間にかここにある。
悲しい事も分け合える事。それも幸せだと知った。
あなたに会えてよかった。いつでもそう思ってるけど。
もしも二人が一緒にいる事に理由を探してしまったら。
今度こそは、本当に美味しいロールキャベツ作るから。あなたが優しい嘘をつかなくてもいいように。
「亮ちゃん、大好き」
「俺も」
「またロールキャベツ作るね?」
「今度は美味しいやつ頼むわ」
「頑張ります」
世界中探しても見つからないプレゼント、いつかあなたにあげたい。
-END-
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