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向かい合わせになって床に座っているまるを少し強めに蹴った。
「痛っ!!えっ…?」
びっくりしてアホ顔になったまる。
うん、この顔や。
「かっこつけんな。」
「あはっ!!バレました?」
「当たり前や。かっこつけんな!!まるはまるでええの!!」
うわぁ…俺、恥ずかしい事言った。
「ありがとうございます。すばる君大好き!!」
そう言ってまるは、ギターを床に置いて俺に抱きついてきた。
「うおっ!?」
「あは~、すばる君変な声や~!!」
「うっさいんじゃ!!」
するとまるはギュッと更に強く抱きしめてきた。
「まる?難しい言葉なんていらん。かっこもつけんくてええ。肝心なのは、俺のこの手を離さないでいてほしいねん。」
何も言わず抱きつくまる。
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