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「何も心配すんなや。俺は体は小さいけど、まるへの思いは誰よりも大きいから。」
「はい、分かりました。」
そう言ってまるは、にっこり笑い俺から離れた。
そしてギターを手に取りまた弾き始めた。
やっぱりこの歌声好きや。
いつまでも変わらずに歌っていてな。
腹式呼吸で色んなメッセージを大好きなその声で俺に届けてや。
振り返ったらいつでもそこに居ってほしいし、そばにも居ってほしい。
この胸が止まるまで、永遠のそのメロディーを届けていて。
「まる!!」
「ん?どうしました?」
「すっ…好き…や。」
「はい!!僕も好きです。」
あなたのうるわしき愛のうた。
俺の前だけで歌っといてな。
-END-
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