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すばる君の瞳が濡れて見えるのは、波が打ち寄せたからですか?
いやそうじゃないですよね?
ハァ…
僕が溜息をつくと潮風が吹いてそのまま空へと運んだ。
僕はすばる君に口づけをした。
波音が長い、ながい、口づけの吐息を消した。
お互いの顔を離す。
「何で溜息ついたん?」
「えっと…、ええ雰囲気になって久しぶりのチューで緊張しました。」
「まるらしいわ!!」
僕らは笑い合った。
誰より愛しい君よ、いつの日もその胸に。
離れていても変わらぬ想いを。
すばる君と二人で駆け抜けた季節もどんな場面も、振り返ればほら、微笑みが溢れてる。
時が流れても、すばる君を愛し続けます。
「すばる君聞いてください。」
「何や~?」
「Don't change your heart and keep loving you!!」
「お…おん!!ありがとう!!」
すばる君はくしゃっと笑って答えた。
君は変わってなかった。
それが何より嬉しい。
僕もこれからも変わらずに居ります。
僕の誰より愛しい君よ。
もうずっと離しません。
-END-
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