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「たっちょん、今日は帰るわ…。」
そう言ってたっちょんの部屋を一人出た。
たっちょんに嫌われている気がしてる帰り道。
たっちょんの部屋の灯りを見上げた。
今どんな気持ちで居るん?
ケンカになればすぐ謝る。
よわくて アナタハズルイヒト。
最近はたっちょんがドラマで会えていなかった。
声が聞こえない夜は、困らせてしまうほどわがままになりたい。
そんな気持ちがつい出てケンカしてしまった。
「だいじょうぶ。」
前にそう言ったけど、そんなはずないやん…。
下を向いて歩いていたら、水たまりに映る哀しい顔。
こんな顔も見慣れた。
ムリは言わんつもり。
わかっとるから。苦しくなる。
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