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「じゃあヤス、バイバイ。」
「たっちょん服ありがとう。バイバイ。」
夕焼けに染まる駅のホーム。手を振るあなたが遠くなっていく。
僕、恋に落ちてる。苦しいくらい。もう隠せない熱いときめき。
ずっとめぐり逢うこと夢に観てた。
わかって欲しい、夏の憧れ。
雨に濡れる僕の心。あなたの愛が必要だよ。
僕は一歩も動けずにいたホームを駆けだした。ホームを出て大好きな背中を見つける。
「たっちょん!!」
そう叫んで後ろから抱きしめた。
「うわっ、え?何?」
「たっちょん…黙って。」
焦るたっちょんを黙らせる。そんな気持ちを察したのか、何も言わず俺の腕を外して振り返った。
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