君に悲しい歌は似合わない

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「ヨコ…そんな見つめられたら恥ずかしいわ。」 顔を赤くして目を逸らすヒナ。 「ヒナ、こっち見て。」 無言のままヒナは俺を見た。 「俺さ、心の中でたった一つのこと約束した。もう二度とヒナを離さない。たったひとりのために歩いて行く。ヒナに二度と悲しい歌聞こえないように、って。」 静かに涙を流すヒナ。そっと涙を拭ってあげた。 「ありがとう、ヨコ。」 “愛してる”って最近、言わなくなったのは、ほんまにヒナ愛し始めたから。 -END-
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