17才ってええかも

2/4

310人が本棚に入れています
本棚に追加
/126ページ
17才。It's a seventeen。高2。中だるみ。中途半端。大人でも子供でもない。 ただ何となくやり過ごす日常。 しかしそんな日々は急に変わる。しいて言うなら、 “檸檬が弾けるような日々” 生きているような気がした気持ち。それがすべてだ。 黒い髪の君に出会った。毎日が楽しくなった。思わず君の腕を掴んだあの日。君の腕に残るBCG。その跡さえきらりと輝く君。 だけど君は何かを隠している。 傷ついて痛いかい? 気づいてほしいのかい? 屋上に二人で上がった。 風になびく君の白いシャツが綺麗。青い空がどことなく哀しい。二度とない季節が通り過ぎていく。だけど、何もない感覚がする。 これから君とどこまでも昇っていく階段。その果てには?何がある? 明日はどこだ? .
/126ページ

最初のコメントを投稿しよう!

310人が本棚に入れています
本棚に追加