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明日、今日よりも好きになれる。溢れる想いが止まらない。
「今日ってレコメン前、ロケある?」
「あるで?眠いけどな」
あっ、あくびした。かわええ…。
今もこんなに好きでいるのに、言葉に出来ない。
『これからヨコって呼ぶわ!』
『横山やから?』
『おん!』
『ちゃんと考えろや!』
事務所に入ってすぐに俺のあだ名が決まった。最初は納得いかんかったけど、いつの間にか定着していた。
『俺らはおもしろかったら何でもええもんな?』
『おん。ヒナがちゃんとツッコんでくれたらええよ』
何年も前に交わした会話。あの頃こんなに続くと思わなかった。
君がくれた日々が積み重なり、過ぎ去った日々、2人歩いた『軌跡』
俺らの出逢いがもし偶然ならば?運命ならば?
ヒナに巡り合えた、それって『奇跡』やと思うねん。
『ヒナなら大丈夫やで』
『レコメンも来れなくなる』
『すばるがおる。まるやヤスだって来てくれる』
仕事が忙しくなるたびに、弱音やないけど、ちょっとした不安を言われた。
その度に、いつもヒナの右の手の平を、ただ俺の左の手の平がそっと包んでく。
それだけで、ただ愛を感じていた。
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