君がいること、俺がいること

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「ヨコ覚えとる?」 先ほどよりすっきりした顔のヒナが聞いてきた。 「ヨコがさ、俺に告白してきた日」 「あぁ、覚えとるよ」 2人フザけあった帰り道、それも大切な俺らの日々。 「想いよ届け!!!」と伝えた時に、初めて見せた表情のヒナ。 「少し間が空いて、ヒナがうなずいて」 「そうそう、理解するのに時間かかってん!」 俺らの心、満たされてく、愛で。 おれらまだ旅の途中で、まだこれから先も何十年続いていけるような未来へ。 例えばほら、明日を見失いそうに俺らなったとしても、、、 「ヨコ、キスしてええ?」 「楽屋やで?」 「誰もおらんからええやん!」 「……ええよ」 笑ったらヒナが近付いてきた。 2人寄り添って歩いて、永久の愛を形にして。 いつまでも君の横で笑っていたくて。 「ありがとう」 「いえいえ」 アリガトウや愛してるじゃまだ、足りないけど。 せめて言わせて「幸せです」と。 .
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