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仕事が休みやからいつもより遅い起床。
朝起きるときも歩いてるときも、想ってるいつも。
まるで身体のどこかに君がいるみたい。
“好き”で溢れてるよいつでも。
こうなるはずじゃなかった。ふたり何も求めてなかった。
ジョークで笑ったり、好きな曲も同じ。
「亮ちゃんも休みかなぁ」
気づけば君がいないとつまらない感じ。
話したくて電話を取って、かけようとして君からの電話。
テレパシー?
気持ちのパズルつながってゆくよ。
「もしもし?」
『もしもし?何してんの?』
「なぁんもしてへん。今起きたとこやし」
『そっか…』
もう言葉はいらない、会いたいだけ。
『今からヒロの家に行くわ』
「おん!」
あれから亮ちゃんが家に来て、もう外は暗くなっていた。
ほんま亮ちゃんとおると時間経つの早いねん。
「急に来て悪かったな」
「大丈夫やで。僕も会いたかったから」
「じゃあ、また今度」
「おん」
亮ちゃんは少し寂しそうな背中で帰った。
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