Epilogue.

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  二度と戻ることのできない青春の中で恋をした。 どんなに遠く離れても…… 何年経っても忘れられない初恋の人。 俺にとって、それは…… まなみさん。 遠く離れた時、どこにいても空を見上げれば、まなみさんがそばにいるような気がしていた。 同じ空の下で過ごした別々の日々も、たくさんあったけれど、これからはいつも一緒にいるよ。 俺は、隣に並ぶ横顔を見つめた。 純白のベールに包まれたまなみさんが、頬を桜色に染め、俺を見つめ返す。 パイプオルガンの音色が、教会に響き渡る中で――… 二人は永遠の愛を誓いあった。
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