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ある日、学校の帰りに、彼女と出会った楽器店に、一人で行ってみた。
楽器店の入り口で、俺は一つ深呼吸してから店に入る。
そしてトランペットの前に立ち、祈る気持ちでいた。
『もう一度、まなみさんに会いたい……
会わせて下さい。』
彼女に会ってみなければ、俺は前に進めない。
この気持ちが初恋なのか……
確かめておきたかったんだ。
でも結局、夜まで待ってみたけれど、まなみさんに会うことはできず……
運命的な再会は訪れなかった。
この日を境に、俺は気持ちを切り替えて過ごせるようになった。
だから、あの日……楽器店に行って良かったんだ。
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